ドライアイの基礎知識
ドライアイの原因は、角膜上の涙液中にある成分が欠乏して、ドライアイになります。
その成分は、油層や水層、粘液層で構成されています。
それらが欠乏する時は、テレビやパソコンなどを長時間見続けたり、エアコンによる空気の乾燥化や、コンタクトレンズ使用時に発生します。
テレビやパソコン閲覧時のドライアイは、凝視しすぎることによる瞬きの低下が原因と考えられています。
コンタクトレンズ装着時のドライアイは、ソフトコンタクトレンズによる涙液の蒸発量増加のために発症するといわれています。
近年、目を酷使する機会が非常に多く、会社員の約30%の方がドライアイと言われており、その中でもコンタクトレンズを使用していると、その数はさらに増加傾向にあります。
ドライアイの治療
軽度のドライアイならば、目薬の処置で済みます。
目薬は、ヒアルロン酸や人工涙液が含まれているものが多く処方されます。
重度のドライアイには、涙をためる処置をとります。
その処置では、シリコン状のプラグを、涙が鼻に流れる出口に入れます。
この処置は、外来で対応できる処置です。
その他に、患者さんの血清を涙代わりに使用する『血清点眼』という処置もあります。
また、当院では「ルミナスM22]を使用した治療も行っております。
ルミナスM22を使用したドライアイ治療
当院ではルミナスM22を使用したIPLシステムによる治療を導入しております。
マイボーム腺という油分を分泌する器官に特殊な光を照射し、目の渇きを防ぎます。